ゲーム攻略「ポートピア連続殺人事件」

はじめに

ポートピア連続殺人事件」。ゲームをプレイしたことはなくても、名前くらいは知っているという方も多いかと思います。ゲームの内容そのものよりも犯人の名前の方が有名な、珍しいゲームです。
 そんなゲームをいつまでも後世に残したく、ポートピア連続殺人事件攻略ページを執筆し公開することにしました。かつてポートピア連続殺人事件をプレイしていた人たちには当時の懐かしさを思い出してもらいたいのと、現在プレイしている人たちにはゲームクリアの手助けとなればと幸いです。

ポートピア連続殺人事件攻略記事は、PC88版を元に執筆しています。

攻略

プロローグ

ボス!!僕があなたの部下の『まのやすひこ』です。『ヤス』と呼んでください。

では、問題の事件の説明をします。

殺されたのは『やまかわこうぞう』。サラ金の社長でした。

第一発見者は、こうぞうの秘書の『さわきふみえ』。

こうぞうが会社に現れないので今朝様子を見に来たら死んでいたということです。

その時の様子をふみえは次のように話しています。

私が来た時書斎には鍵がかかっていました。

だからマンションの管理人の『こみや』さんに来てもらいドアを叩き開けてもらいました。

で、中に入ると社長が・・・。

でも、ふと見るとドアには中からキーが差し込まれていたのです。

こみやさんもそのことに気付いたらしくあわてて窓を調べ『こりゃ密室だから自殺だなぁ』と言いました。

そして警察に電話しました。

こみやも同じことを言っているので、ふみえの供述に嘘はないようです。

では、この事件の真相は・・・。

第1の事件

とりあえず、現場付近で聞き込みをすると、『ひらた』という男が事件当日から行方不明になっていることが判明します。
そして、ひらたのことを調べてみると、ひらたがせんたく屋に京都へ行くと漏らしていたことが新たに分かります。

とりあえず事件現場へ向かうことにします。

机の上にマッチが置いてあるので調べてみると、どうやらパルというスナックのマッチのようです。
さらに本棚を調べてみると、写真が見つかります。こうぞうが映っている写真のようです。
こうぞうのことを調べると、『としゆき』という甥がいることが分かります。

他にも、ドアや窓、鍵を調べてみると現場は完全な密室だったことが分かります。

捜査本部に戻り、マッチに書いてあった電話番号に電話してパルの場所を聞き出します。
新開地の真ん中にあることが分かります。

そして関係者を呼び、取調べを始めます。
まずは、こうぞうの甥の『としゆき』。
「17日は東京から午後2時の新幹線で5時半頃に神戸に着いて8時くらいから飲みに行ったんだ。その間は疲れていたから部屋で休んでいたんだ。」

次は、管理人のこみや。
「わしじゃないっ!!わしはやってないっ!!」
何を聞いてもこの一点張り。
仕方ないので、ちょっと強気に出ると、
「ひー、やめてくれ。としゆきの財布をネコババしたのは確かにこのわしだ。あの日午後6時半ころだったか・・・。こうぞうの甥のとしゆきがわしの部屋の前を通っていった。その時尻のポケットから財布を落としたのに気付かず行ってしまったのでついネコババを・・・。えっ?としゆきがいつ頃帰ったか?さぁ・・・その後わしはすぐ1時間ほど風呂屋に行ったから・・・。そうだ、刑事さん!財布にこんなメモが。」

最後に、第一発見者のふみえ。
「17日は午後6時までオフィスにいました。6時半からはいつものデザイン学校に行ってそれが10時まで。その後は帰って部屋で寝ました。」

ひととおり事情聴取を終えた。気になるのは、としゆきが持っていたというメモ。
暗号の解き方については、暗号解読のページを参照してください。

メモを頼りに港までやってくると、そこには1人の男が。聞き込みしようとすると男が話しかけてきたので、暗号の言葉を言うと・・・。
「では、この包みを受け取ってくれ。トシによろしくな。」
受け取った包みを調べると、それはなんと麻薬! 当然この男を逮捕します。
この男(むろた)の供述で、共犯と思われるとしゆきも一緒に逮捕されてしまいました。 としゆきは17日の7時ころ港で麻薬を受け取っていたとのこと。これでとしゆきはこうぞうの事件の容疑者から外れてしまいました。

続いてやってきたのは新開地。スナックパルを探すとすぐに見つかるので入ることに。

こうぞうの写真を見せると、
「ああ、この人なら『かわむら』さんとときどき飲んでた人ですよ。いつだったか2人で大喧嘩してたこともありましたね。」
また1人容疑者が浮上しました。

第2の事件

この辺で、せんたく屋から連絡があり、ひらたの服のポケットからメモを発見したとのこと。どうやら電話番号のようです。

ひらたの行方を追って京都までやってきました。
メモにあった電話番号に電話してみると、電話に出たのは寺田屋旅館。
ひらたのことを聞いてみると、アミダがミネに行くと言い残していたとのこと。しかも、まだひらたは戻ってこないとのこと。

アミダがミネへ行ってみると、なんとひらたが首を吊っている!
まさかこうぞうを殺して自分も自殺・・・!?
死体を調べてみると死亡推定時刻は17日午後1時ころと判明。 しかし、なにかおかしい。こうぞうの死亡推定時刻が17日午後7時ころだから、ひらたは犯人ではありえない。こうぞうよりも先に死んでいるのだから。

こうぞうともめていたというかわむらのことを調べるために再び新開地へ。
聞き込みをすると、『おこい』というストリッパーと仲が良かったという話が聞けます。
捜査本部に戻り、おこいを呼びます。お腹がすいているというので出前を取ってやり話を聞きます。
「殺されたこうぞうって人、昔はかわむらと詐欺仲間だったんだって・・・。でね、かわむらはそれをネタにこうぞうをゆすっていたみたいなのよねー。」
おこいが帰った後、かわむらがふみれ荘にいるとおこいが教えてくれました。

第3の事件

すみれ荘でやってくると、またも事件が。 なんとかわむらが殺害されていたのです。
死体を調べてみると、死後1~2時間とのこと。

捜査本部へ戻ると、特命捜査課のさくらい刑事が電話がかかってきます。
さわき産業の詐欺が、かわむらたちの一番大きな仕事だったらしいとのこと。
さらにさわき産業のことを調べると、倒産直後の経営者は自殺、子供がいたらしいが今はどこにいるのかわからないとのこと。
そして再びさくらい刑事から電話がかかってきます。
「いやー、がんばっとるかね? ところでふみえさんは元気? この前そこで見たとき一目ぼれしちゃってねー。何でも、彼女洲本の出身だってね、わははは・・・。」
なんという刑事でしょうね。 ところで、ふみえの苗字って確かさわきだったような・・・。これは偶然!?
ふみえを呼ぼうしたけど、どこにいるのかわからないらしい。

ふみえのことを調べるために洲本までやってきました。
ここで聞き込みをすると、意外なことが分かりました。
「ふみえちゃんはほんまかわいそうな子でした。お父さんの会社が詐欺で倒産して両親は自殺してしまったんですよぉ。それで親戚に引き取られたんですけど・・・。たったひとりいたお兄さんとも離れ離れ・・・。えっ、そのお兄さんですか? さあ、どこにいったか。そういえば、肩に蝶々のアザがある男の子でした・・・。」
その兄さんのことを調べようとすると、なぜかヤスの様子がおかしい。

まさかそんなことが・・・!

エピローグ

ヤス
「ボス、見事な捜査でした。」
「ボクが親戚にもらわれていったふみえの兄で、そして・・・」

ヤス
「こうぞうとかわむらを殺したのも確かにこのボクです。」
「両親を自殺に追い込んだあの二人を許せなかったのです。」

ヤス
「あの晩、ふみえから鍵を借りて部屋に侵入。こうぞうを殺した後そこにあった鍵で書斎に外から鍵をかけました。」
「えっ、鍵は内側に差し込まれてたって?」

ヤス
「ボス、まだ分からないんですか?」
ふみえ
「それはわたしから話しましょう」
ヤス
「ふみえ、おまえは逃げろって・・・」
ふみえ
「お兄ちゃんは黙ってて!」

ふみえ
「お兄ちゃんから書斎の鍵を預かったわたしは次の朝、こみやさんを呼びドアを叩き開けてもらいました。そしてこみやさんが死体を発見してはっと驚いている隙にわたしが持ってた鍵をドアの内側に差したのです。」
ふみえ
「もちろん密室での自殺と思わせるために・・・」

ふみえ
「お兄ちゃんっ!!」
ヤス
「ふみえっ!!」

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